悩む前に知ろう 人間関係の複雑な医療現場での生き抜き方とは?

病院での人間関係を上手く乗り切るには

 病院などの医療機関は通常の職場と違い、独特な人間関係があります。
ほとんどの病院が医療法人ですが、トップに経営者としての理事長と現場を取り仕切る院長がいます。
ほとんどの場合理事長と院長は同じ人物の場合がかなり多いです。
その下に医局があります。
さらにその下に看護師・薬剤師・社会福祉士といった専門職の集団があります。

 精神科病院の場合だと社会福祉士ではなく精神保健福祉士になります。
専門職間の関係ですが、医師が指示を出す関係上医師がトップとなり、その下に他の専門職が続きます。
ただし社会福祉士と精神保健福祉士は福祉の専門職であり、医師や看護師とは違った動きをする事が多いです。
特に精神保健福祉士は精神保健福祉士法で医師の指示は必要ないとされているので、独自色の強い専門職です。

 専門職の中の関係ですが、専門職の取りまとめを行う人がいます。
看護師で例えて言えば看護師のトップに看護師長がおり、その下に病棟師長が続きます。
さらにその下に正看護師や准看護師が続きます。
他の専門職でも同じような人間関係が存在します。

 医療機関はこのような医療や福祉関係の専門職だけでなく医療事務や調理師といった専門職も存在します。
医療法人でストレスなく働くには、このような複雑な構成の上で成り立っている人間関係を理解して、日頃の業務を行う事はもちろんですが、法人として開催される忘年会や職員旅行などを通じて、主任クラスと上手に付き合うことが非常に大切なことです。